こんにちわ!エトです。
本日もチャリ旅をご覧いただきありがとうございます。
ロードバイクを始めたばかりやこれから始めたい人の前に大きく立ちはだかるロードバイクの服『ロードバイクウェア問題』
なにを選んだらいいのかわからない!これって正しい恰好?そもそもロードバイクウェアってなんなんだ!という方も大勢いらっしゃると思います。
そんな方の為に今回の記事はロードバイクをはじめたばかりの人へおくる『ロードバイクウェア入門』
ちまたではサイクルウェアとかサイクリングウェアとかいろいろ呼び方はありますが中身は一緒ですので、ここではロードバイクウェアで統一します
説明が少し長くなりますが、これを読めばほとんどを網羅できますのでぜひご参考ください。
今回の記事でわかること
・ロードバイクウェアってどんなもの?
・季節・用途別のロードバイクウェアの種類
・最初に揃えるべきロードバイクウェアの種類
・気温の変化にすぐに対応する為のロードバイクウェア類
目次
ロードバイクウェアってそもそもどんなもの?
ロードバイクウェアはロードバイクを乗る為に作られた服であり、いわば『専用品』
風の抵抗を無くすために体にフィットした作り。汗をかいてもすぐ乾く素材。ペダリングをしやすいように組み立てられたパンツ、冬は保温性と通気性を高めたジャケットやパンツなど通常のスポーツウェアでは得られない特性を持っています。
それでは実際のロードバイクウェアを見てみましょう。
写真はサイクルパンツの裏面。長時間ロードバイクを乗るうえで普通の服では確実にお尻に痛みが襲ってきますが、サイクルパンツのお尻の部分にはパッドがついていてお尻の痛みを和らげます。
このパッドの有無が非常に重要で、厚みや形状、素材が違うだけで値段が大きく変わります。
サイクルジャージのほとんどには背中面にポケット(バックポケット)が付いています。ロードバイクは積載量が皆無なのでこのバックポケットに小物やお財布、コンパクトにまとめられるものは収納できます。
中にはバックポケットにジッパーポケットが付いているタイプもあるのでそれがあればより便利。
このようにロードバイクを乗るうえで必要な機能や特性がロードバイクウェアには詰まっています。
それではシーズンごとに最初に揃えるべきロードバイクウェアを見ていきましょう。
春・夏・秋に揃えるべき基本のロードバイクウェア
この項目では春・夏・秋に揃えるロードバイクウェアをご説明します。
まずは上半身の『サイクルジャージ』
サイクルジャージには様々な種類がありますが、一番基本的なのがこのタイプ。
汗をかいても乾きが速く、ベタつき防止や臭いをため込まない肌触りの良い素材が使われています。
春・夏・秋ともに半袖をベースウェアにしてもよいですが、より正確な体温調整をするのであれば長袖も1枚あると便利。
次は下半身の『サイクルパンツ』
ロードバイクウェアで重要なポイントを占めるサイクルパンツ。
お尻が痛くなってしまうとどうしてもペダリングが出来なくなり、痛みを逃がすために無理な態勢をとってしまい疲れが出やすくなります。
先にも書いたようにお尻部分のパッドが重要なので、多少値が張っても有名どころの高性能サイクルパンツをチョイスしたいところですね。
次は手を守る『サイクリンググローブ』
ロードバイクを乗るうえでサイクリンググローブも重要です。
振動による手の疲労を緩和するだけでなく、転倒した場合に手を守る役目を果たしてくれます。とくに夏場は汗でハンドルが滑りやすいのでぜひとも用意したいアイテム。
サイクリンググローブには指切りの有無、日差しからまもるUV加工のされたものまで多種多様。春でも夜や走るエリアによっては指先が冷えるので柔軟に対応したい。
ただ夏用のサイクリンググローブは汗を拭ったりするので、結構な速度で劣化していきます。
高価なグローブを何シーズンも使うよりも安いものを1シーズンで買い替えというぐらいの気持ちで良いと思います。
春・夏・秋のウェアを選ぶポイント
・速乾性に優れた素材のロードバイクウェアを選ぼう。
・サイクルパンツは多少値が張っても良いもの・高性能パッドのものを選ぼう。走れる距離が大きく変わる。
・汗をかく時期のサイクリンググローブは傷みやすい。1シーズンで使い切りぐらいで考える。
冬に揃えるべき基本のロードバイクウェア
冬に揃えるべきロードバイクウェアは他のどの季節よりも『体温調整』に気を配らなくてはいけません。
というのもロードバイクは常に風を受け続けている乗り物です。気温よりも体感温度が低くなり、寒さがピークに達するととてもじゃありませんが走っていられません。
ですがちゃんとした装備で対応すれば冬でもロードバイクを楽しめます。この項目では私が愛用しているパールイズミの『サイクルウィンドブレークジャケット』を中心にご説明をさせて頂きます。
まずは上半身の冬用のロードバイクウェアのサイクルジャケットを見ていきましょう。
真冬用のサイクルジャケットは防寒だけでなく防風を意識したものを選択しましょう。それではどのようなものか写真で見てみましょう。
前面は風を通さない素材、逆に背面は熱を逃がすように出来ています。背面がこれでは寒いじゃないかと思われますが、ここがポイント。
熱がジャケット内にこもってしまうと当然冬でも汗をかきやすくなります。この汗が冷えてしまうと急激に体温を奪い寒さで動けなくなります。
この事から前面は風を通さず、背面は熱を逃がし一定の体温を維持しやすい仕様になっています。本当によく出来ています。
次は下半身の冬用の『サイクルタイツ』
冬用のサイクルパンツもジャケットと同様に前面と後面は別の素材で構成されていて、夏用と同じでお尻部分にパッドも当然あります。
パールイズミのパッドには様々な種類のものがありますが、迷ったらオールラウンドタイプの3DNEOパッドを選択すればよいでしょう。
最後に冬用の『サイクリンググローブ』
冬に寒さから指先を守るのは必須項目です。この冬用のサイクリンググローブは躊躇せず防寒性能の高いものを選択するのが吉。
冬のウェアを選ぶポイント
・防風性・防寒性・排熱性を網羅しているウェアを選ぼう。
・冬に指先が冷えてしまうとかなりツラい。防寒性能が高いものを選ぼう。
オールシーズンで活躍するウインドブレーカー
ロードバイクを乗るうえでオールシーズン活躍するサイクルウインドブレーカーは1枚は持っておきたいアイテム。
昼は半袖でよかった気温でも夜になれば思ってた以上に寒くなることがあります。厳冬時であれば追加防寒具として大活躍。山間部にいくと気温の変化はより著しく感じることになりますので重要度は高いです。
そんな時に活躍するのがサッと羽織れるウインドブレーカー。キャンプやトレックキング用のウインドブレーカーではなく、ここではロードバイク用のウインドブレーカーを用意しましょう。
ロードバイク用のウインドブレーカーはコンパクトにまとめられる機能があるものがベスト。ロードバイクは積載力が乏しいのでサイクルジャージのバックポケットやサドルバッグに収納できるサイズを選ぶ必要があります。
私が着ているものもコンパクトにまとめる事ができますが、これよりもさらに小さくまとめられるものも存在します。
パールイズミのロードバイク用ウインドブレーカー『ストレッチ ウィンドシェル』はおそらく収納サイズが最小です。かなりの携帯性を実現できています。
そこまでの携帯性をさほど気にしない、それよりも値段を抑えたい・防寒性を高めたいとお考えの場合はさまざまなメーカーからロードバイク用のラインナップがありますので探してみると良いでしょう。
ウインドブレーカーのポイント
・携帯性の高いもの。
・撥水性の高いもの。
・1年を通して使える重要なアイテム。1着は用意しよう。
気温が微妙な時の対処法とアイテム
ロードバイクを楽しむうえで『季節の変わり目』は非常にやっかいです。
今日は半袖なのか長袖なのか?止まっている時はちょうど良い気温だけど走りだしたら寒いんじゃないのか?これから行く先のエリアは気温はどうだろうか?そんな風になってしまう事が多々あります。
そんな時は気温や体温の変化にすぐに対応できるアイテムを使いましょう。
上記の写真のようにアームウォーマーやレッグウォーマーは気温の変化にすぐ対応できるのでワンセットは用意しておきたい。
その他の防寒アイテムや対処法は下記記事に細かく記載しているのでをご覧ください。
-
-
ロードバイクの『手・指先』防寒対策!
どうもこにちわ。エトでございます。 ロードバイクを乗るうえで防寒対策は必須です。いくら良いマシンに乗っていても体や足・手が冷えてしまうと笑っちゃうぐらいテンションが落ちてしまいます。 そんなわけで寒い ...
ロードバイクウェアをオシャレに着るポイント
せっかくロードバイクウェアを購入するのであればオシャレに着こなしたいですよね。ここではロードバイクウェアを着こなす重要なポイントを見ていきましょう。
第1ポイント ロードバイクウェアは色彩の統一感を出す事。
ヘルメット・サイクルジャージ・グローブなどの主要なウェア類はカラーリングを統一すると全体的に締まって見えます。
第2ポイント ロードバイクウェアに差し色を入れてみる
ロードバイクウェアはどちらかといったら黒・白などがベース色なることが多いですが、そこに赤やネオンイエローなどの派手目な差し色を入れてみるとより一層オシャレに見えます。
やりすぎてしまうとごちゃごちゃしてしまいますが、色を絞ってぜひトライしてみましょう。
第3ポイント サイズ感
ロードバイクウェアは風の抵抗を無くすために体にフィットした服で体型が浮き出ます。特にお腹部分を気にして大きいサイズを選んでしまう人も多いのではないでしょうか。
私自身もこの事にはずいぶんと悩みましたが、ルーズサイズのダボダボのものはだらしなく見えてしまいオシャレ感が失われます。
そういった方は黒をベースとしたジャストサイズのロードバイクウェアを選んでみましょう。自分が思ってるほどに周りは気にしてませんので躊躇せずトライしてみましょう。
余談ではありますがロードバイクのヘルメット特有の『キノコ頭』にお悩みの方は下記記事をご覧ください。キノコ頭にならないカッコいいヘルメットを紹介しています。ロードバイクウェアとあわせてビシっと決めましょう。
-
-
【Karmor Ferox2】カーマーフェロックス2で『キノコ頭』とサヨナラ!
なんとかしてよぉ!このキノコ! どもエトでございます。今日もチャリ旅をご覧いただきありがとうございます。 ロードバイクのヘルメットをかぶったら上記の私のようにキノコ国の住人になった方いらっ ...
ロードバイクウェアのおすすめメーカー
ロードバイクウェアには国内外多くのメーカーが存在していますが私は『国内メーカー』をおススメしています。その理由としては『サイズ感』です。
ロードバイクウェアをオシャレに着るポイントでも書いていますが、海外メーカーのロードバイクウェアは西洋人の体型に合わせたものなので、かなりタイトな作りで袖が長かったりとアジア人ではフィットしにくいことがあります。
海外メーカーのロードバイクウェアを購入する場合は試着してからが無難でしょう。
その点、国内メーカーであれば日本人の体型に合わせたモデルを中心にラインナップがありますのでサイズ感で悩むことも少ない。
国内おススメメーカーは『パールイズミ』『シマノ』『デコジャ』
どのメーカーもサイクリングスポーツに精通したメーカーですのでおススメ。アマゾンで買えるので購入もしやすいです。
個人的にはデコジャのロードバイクウェアはなかなか他でお目に掛かれないデザインなのでハマる人にはドがつくほどハマると思います。
おすすめメーカーのポイント
・国内メーカーは日本人に合わせたサイズが豊富。
・アマゾンなどの通販サイトで手に入りやすい。またサイズが合わない場合、返品や交換が可能な場合が多い。
・はじめての人はパールイズミ、シマノ、デコジャがおすすめ。
ロードバイクウェアまとめ
長くなりましたが以上で基本的なロードバイクウェアのご説明をさせていただきました。
ロードバイクウェアで何を買えばいいのか?どこのメーカーを選んだらいいのか?と悩んだら今回の記事を参考にしてみてください。
いきなりすべてのシーズンのロードバイクウェアを買おうとすると費用がかさむのでまずは直近で必要なものを選ぶと良いでしょう。
ロードバイクに慣れてくれば次第に『これが必要』『あれが必要』と自分にとって用意するべきものが見えてくるはずです。
最後にほんの少しですがコーディネート例をまとめましたのでご参考ください。
今回のロードバイクウェアの選び方がみなさまのロードバイクライフのお役に立てればうれしいです!
春・夏・秋の基本的なロードバイクウェア例
※商品画像をクリックすると詳細ページが開きます。
冬の基本的なロードバイクウェア例
※商品画像をクリックすると詳細ページが開きます。

ロードバイクの事を語らせたら『なにも知らない人よりかは詳しい』ほどの恐るべき実力の持ち主。
ロードバイクの長距離・バイクパッキングを主体とした装備、便利アイテム、ガジェット、カスタム好き。貧脚。